MEG実験では、磁気的にシールドされた部屋に入っていただき、その中で楽な姿勢で、課題をしていただきます。
そして、その課題遂行時の脳内の神経活動が生成する電気的信号を計測します。
MEGは主に脳活動の時間変化を計測する目的で使用されます
それは、そのような時間変化はfMRIでは計測出来ないからです。
また、完全な無侵襲計測であるという特徴をもっています。
近い将来、脳機能障害に対する感覚器代行技術の開発や適切なリハビリテーションの実行などのための基盤技術として、医療応用及び人間の高次脳機能研究の分野でもますます重要になることが期待されています。
あまり一般の方には知られていませんが、MEG実験に一回参加(約2時間程度)するとおおよそ8000円程度の謝礼金が支払われます。
また、研究者達は常に実験の様子を観測しており、実験中に気分が悪くなった場合は、中断することも可能です。
1. 実験参加前に同意書への署名
実験開始前に、研究の主旨、方法等について、 口頭による説明がありますので、よくご理解いただいたうえで参加するかどうかを判断してください。
その後、実験への同意書等に署名いただきます。
実験後にも、アンケート等を記入する場合がありますので、ご協力お願いします。
2. およその実験にかかる時間
実験全体の所要時間は、実験により異なりますが、およそ2時間程度か、場合によってはそれよりも長くなる場合があります。
MEG装置内での計測実験は、1日につき１時間半程度です。
途中で苦痛を感じた場合は、手元のコールボタンにて中断が可能です。
途中で中断した場合でも、実験参加者に何らかの不利益が被ることはありません。
3. 被験者を特定できる情報がどの程度守られるか
MRG実験の結果は、統計的手法を用いて処理され、学会や科学雑誌などに論文または研究解説等の形で発表する可能性があります。
しかし、分析や処理はすべて個人を特定できないようになっており、いかなる場合でも個人が特定できる形式で結果が表示されたり公表されることはありません。
1. 十分な睡眠を確保してください
MEG装置の中では、楽な姿勢で課題をおこなっていただきます。
課題によっては眠くなる可能性もありますので、前日は充分な睡眠をとって休養しておいてください。
課題の途中で眠ってしまった場合、α波の活動により、眠っていることが研究者に伝わりますので、ご了承ください。
2. その他
実験準備では、専門の技術者の指示によく従い、準備を進めてください。
わからないことがあれば、その場で確認することが可能です。